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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#674Bランチ

どーも。しゃちょです。

その日のお昼はカレーを食べよう。
と、2日前から心に決めて、
滞在してる都内某所近辺のカレー屋を、
スマホでちゃちゃっと調査した結果、
名店の誉れ高い1軒をピックアップ。

ここはすこぶる人気店だからね、
開店と同時に入らないことには、
長蛇の列に並ぶこととなり、
午後のアポイントに支障をきたす。

そもそも、
待つのが根っからの苦手であり、
気温が30度を超える中での、
果てしない行列の最後尾だなんて、
確実に精神に異常をきたすだろうなあ。
と、ここまで読んで、早めの行動。

宿泊先のホテルからそのお店まで、
逆算とシミュレーションを重ね、
歩くスピードも完璧にコントロールして、
開店10分前にお店に到着したのだけれども、
平日のお昼前から、
開店待ちしているカレー野郎は、
私以外に鳩しかおらず、
あれ、おかしいなあ。と、拍子抜け。

開店しました。いらっしゃいませ。
の声を聞いてカウンターの端っこに座り、
カレーをオーダーして、カレーが出てきて、
カレーを食べて、お水を飲んでお会計。
お腹いっぱい、時計を見ると、11時15分。

うーん。
想定より1時間半以上早いなあ。
こうなったら、
どこか近くの純喫茶にでも入って、
アイスコーヒーで時間を潰すしかないね。

カレー屋の前でスマホを開き、
現在地から徒歩5分。
と、表示された純喫茶を目指し、
満腹で苦しいお腹をさすりながら歩いて、
無事に到着、はい、入店。

レトロ感のある店内を見渡せば、
手前のテーブル席がひとつだけ空いてて、
あとはカウンター席も奥のボックス席も、
全部、パンパンに埋まってる。

いらっしゃいませ!
テーブル席へどうぞ!
ランチはこちらから選べます!
今日の日替わりはトンカツです!
また、ランチメニュー以外は、
かなりお時間が掛かります!
(ので、絶対に注文しないでね!)

はーい。ありがと。
入口近くのテーブル席に腰を下ろし、
肩掛けカバンを足元に置いて、
忙しそうな店内を再度ぐるりと見渡すと、
老若男女、すべてのお客さんが、
ナポリタンやらカレーやら、
日替わりのトンカツを食べてる。
文庫本片手にブレンド珈琲を嗜んでる、
同年輩のじじいなど、一人もいない。

あっちゃあ。間違えた。。
ここは食後のコーヒー1杯を、
ショパンやリストのピアノ曲と共に、
ゆるゆるまったり楽しむお店ではなくて、
この界隈の人たちのお昼の胃袋を、
毎日バランス良く美味しく満たしてくれる、
ランチが大人気の喫茶店やないかーい。

すみません。
わたくし、実は、今しがた、
別の店でカレーを食べたばかりでして、
アイスコーヒーだけでいいんです。

なーんて、
絶対に言えない小心者の私は、
こちらから選べるランチメニューの中から、
満腹でも何とか誤魔化して食べられそうな、
そして、いちばん量が少なそうな、
Bランチの海老ピラフを選択。

食後のコーヒーならぬ食後のピラフ。
腹がはち切れて死ぬかと思いました。
午後は満腹で仕事に支障をきたしました。